続★さだっちょんのドンブラコ岩手生活

横浜から岩手に移住し早○年。カヤック&農作業ほかお外遊びなら、なんでもOK!
 
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晩秋の首崎ツーリング。ぐふ 23:37
紅葉真っ盛りの深い山あいを突き抜ける国道。
朝日が頂上の限られた部分だけを燃えるように照らしだして、まばゆいばかり。
長〜い冬を前に、木々たちの今だけの輝かしいフィナーレだ。

「早起きは三文の徳」って最初にゆったのは誰だか知らないけど、
こんなラッキーな光景が見られると、どうしたってこの言葉を思い出さずにはいられない。
なんてったって日頃の行いがいいからねっっ!
なぁんて、前日二日酔いで昼過ぎまでダラダラ寝てたことなど棚にあげすぎの
本日、調子大大大絶好調のアタクシ。

だって今日は・・・・・・待ちに待った三陸ロングなんだもーーーん。

知床が三陸よりどうだったとかは、全然どうでもいい問題なんだけど
とにかくアタシは、その後けっこう三陸が恋しかったらしい。
それってホームシックみたいなもんかしら。
それで帰ってきてからというもの
「三陸ロング漕ぎてー、ロング漕ぎてー」とうわごとのようにつぶやいていたわりに
なかなか機会に恵まれず、かわいいんだかかわいくないんだかよくわからない
憎まれ口で有名なノリイントラからすら
「おーロングいかねーか?ほかに誰もいねーのよ。しょーがないから誘ってやる」

なんぞと、誠にありがたいお申し出をいただいたにも関わらず先約ありだったりして
そりゃもう、どーしよーもないフラストレーション!!!

だからね、今日という日がね、こんな青空んなっちゃったりしちゃったら
・・・・・・・ぶっちゃけ嬉しいでしょ?
ぐふぐふぐふふふふふふ


・・・と、せっかくカッコイイ始まりだったのに、作文はとめどなく怪しくなっていくばかりですが、そんなわけで本日のお題は首崎(大船渡市)
ま、ホントはちょっと船越半島(山田町)と迷うところもあったんだけど、やっぱ、三陸リアス式海岸に突き出た数多くの岬のうち、未踏の岬をちびっとずつでも制覇していきたいってのが人間の本能ってもんじゃないでしょうか?
で、そんなとってもわかりやすいオドメゴゴロを、十二分に理解・・・ってゆうか、そろそろ行かないとコイツいつまでもしつこいぐらいに思っているであろう田中師匠が、
本日のアタクシめを首崎へと導いてくださったわけです。

ちなみに首崎は「こうべざき」と読みます。
ここは、かつてトレッキングでてけてけ灯台まで歩いていき、上から偵察した場所
このときも、ノリイントラ&田中師匠と一緒で、見渡す限りの絶景を眺めながら
誰もが「いつか、ここ漕ぎたいな」と密かに思っていたわけです。
実は、この後二人はアタシをおいて先に回ってしまったのですが、そのときは
深い霧で何も見えなかったそうな。
(バチだ、バチ。・・・うそです。すみません。)

そんなわけで、田中師匠としてもこんなグッド・コンディションで首崎を回るのは
初めてってことになるわけですから、結局のところ、二人ともニヤニヤ顔が止まらない
ってことんなるわけです!

しかも今日は先般送っていただいたグリーンランド・パドル(以下『Gパ』)も持参。
ついでに田中師匠は近頃マイブームのビデオ持参、アタシはいつものヘナチョコデジカメ持参。
準備万端で、いざレッツゴー〜〜〜。

田中さーん、ちゃんとアタシのGパドリング撮ってくださいよ〜!
・・・ってあれ?
なんか・・・スカって漕ぎにくいし。
確か知床でも似たようなの使ったはずだったんだけど・・・
おお、そうだ。これはきっとキンチョーとコーフンのせいに違いない。

田中さーん、どーぞ!

そっこうパス。
さすが師匠は、すぐに使いこなしている模様。
「なんか、こうスライドさせながら漕ぐみたいですよ〜」
・・・って口だけ達者なアタシ。
しばらく漕いだあと
「どーっすかー?」とたずねてみると
「疲れたから返す」
・・・・あらら。

ま、無風快晴のグッドコンディションとはいえ、やっぱりうねり+反射波+時々チョッピーってのは、三陸外海の常。
結局、Gパはアタシのデッキの上で首崎を越えました。
いや、無理は禁物ですから・・・

でもね〜首崎、やっぱカッコイイわ。
すんごい遠いとこから、断崖の先端に青空に突き出た灯台が見えるのよ。
でねー滝もあるしねー、岩にぶちあたって砕ける波もカッコイイしねー、
その間を抜けれるか抜けれないかが、またスリリングでねー・・・
ま、アタシは皆様ご存知のとおりチキンだから、
「あーここすり抜けるとこビデオで撮れたら、絶対カッコよさそう!」
ってポイントは・・・ずばり迂回です。なはは。

そんでも、ちょっとはアタシん中では、やば目なとことかは行ったんですよ。
ほら、なんちゅーの・・・こう・・・
ふつうは深くて濃い色の海がさ、岩のすぐ裏側とか波が砕けたあとに、
底の岩の地形によってチョッピーな波が立ってて白っちゅうか薄緑色になってるようなとこ?
で、ザバーって岩に波があたると滝みたいになるとこと断崖の間?
ってわかるかしら?この説明・・・

ま、いーや、とにかくアタシん中では満足なの!!!

で、三角岩の超カッコイイ岬を無事越えたところで再びGパにチャレンジ。
うーむ・・・こやつはなかなか奥がふかそうですね〜。
ま、今後徐々に精進ってことで。

ま、そんなかんぢで、すんごく作文がとりとめもなくなってきて
どうやって終わっていいのかわかんなくなってきちゃったけど
本日の結論といたしましては・・・・

「首崎、いいんじゃない???」
↑三陸独特の言い回し。単純な中にも奥が深いんです・・・
ってそうでもないか。

ま、とにかく「いいんじゃない?」的首崎だったのでした〜〜
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| 三陸カヤック | comments(8) | trackbacks(0) | posted by さだっちょん
海は好きでも風はキライ 23:08
アタシは臆病なほうだ。
だから、そんときは、ぶっちゃけ帰りたかった。
無理して最悪の事態になるよりは、あきらめて次の機会を楽しんだほうがずっといい。

その日は出艇早々まだ湾内だってのに、ものすごい向かい風で
海はウサギが飛びはねる(白波が立つ状態)寸前だった。

出艇前までは、久々の大人数が、過疎チームにとっちゃ、けっこう嬉しくて
楽しい気分満載だったんだけど
そのことがかえって、海の上では不安を増長させた。

だって、モリモリ漕ぐチームはあっという間に見えないぐらいまで
ピューっていっちゃうし、それはそれで別にいーんだけど、
そのうち
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| 三陸カヤック | comments(6) | trackbacks(0) | posted by さだっちょん
ある朝・・・・三陸物語 20:00
今でも、どうしてあんなことが起きたのかわからない。

あれだけ、うまい酒とうまいツマミとおいしい会話、
それに美しい月と激しく打ち寄せる波の音。
そして人類は見渡す限り我々しかいない浜辺っていう、
なんとも贅沢極まりないシチュエーションに、
全員が酔いしれ呑んだくれ、挙句の果てにうわさによれば
月に向かってヒトトヨウだかの歌を歌いだし、サビで突然寝ちゃった人まで
いるような、要するにいわゆるいつもの単なる酔っ払い集団の夏休みキャンプだった。

我ながら、どーやってヒトトヨウの歌詞を全部覚えたのかとか、
いつテントにもぐりこんだのかとか、そんなことは全く定かではないけど、
そんでも・・・・そんとき誰かにゆり起こされたかのように目が覚めた。

時計を見ると朝の4:30。
いくらキャンプの朝は早いったって、早すぎるってなもんだ。

大体にして・・・・ずばり眠いんです!

だけど・・・・
何を隠そう、ずうずうしいだけがとりえのアタシだけど、
そんときばかりは、寝ようにも寝てられなかった。

それほど、すごかったのだ。

そう・・・それは波の音。
テントからは、はるか遠くにあるはずの波打ち際。

ただでさえ、浜辺から海底にかけて急激な勾配を持つ、その浜の断波は半端じゃない。
海水浴なんぞ、ニュース沙汰覚悟じゃなきゃ入れない。
カヤックの上陸だって不可能に近く、我らとてめずらしく陸からアプローチ
してのキャンプだったのだ。

当然みんなのテントは波打ち際から遠く離れた砂浜の一番高い場所に
設置してある。
だから津波でも来ない限り、いっくら巨大波が打ち寄せたって安全なはず・・・なのだ。

なのに・・・
それなのに・・・


グォォォォォォォォォ
ドッカーーーーーーーン

って、ひっきりなしに繰り返す、この地響きのような轟音は、なんなんだ!!!!!

それとも、マジでここまで波が来たってゆうの?
ワタシのちっぽけな無実のテントに襲い掛かろうってか?

そんなん、いくらなんでも寝てる場合じゃないよーーーー


・・・と、まるっきり寝ぼけ頭的思考回路の中、メガネとカメラを手探りで
ひっつかみ、テントのファスナーを一気にあけはなつと・・・・・





なんと・・・・
4時半にも関わらず、6人のメンバーが、すでに起き出していて
ただ、浜辺に立ち尽くしていた。
それぞれ何に呼ばれたかはわからない。
会話するでもなく、ただ、思い思いに見つめていた・・・


そう・・・

それは・・・

ただ、そこにあったのは・・・


三陸の海と、

三陸の空と、

三陸の太陽のエネルギーのMAXが見事に重なり合った、
今、この瞬間しかない朝焼けショーの始まりだったのだ。



誰のテントも、まったく襲われてなかった。
・・・こんな程度でビビッちゃう人なんて、まるでチッポケなもんだ。

だから・・・あんときのみんなは、なんかそーゆー宇宙的エネルギーが最高潮に達する
瞬間みたいなもんに呼び起こされたんだとしか思えない。



アタシは・・・・

いっつも仕事じゃいろいろ忘れるアタシだけど


絶対にあの時間だけは忘れないと思う。
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| 三陸カヤック | comments(2) | trackbacks(0) | posted by さだっちょん
三陸流★夏休み〜〜 21:17
というわけで仕事もひと段落した久々の休日・・・
・・・そりゃ、もちろん漕ぐんです。

で?
どーする?どこ漕ぐ?
久々だし、せっかくだからロングいっとく?

いや、しっかしね〜・・・三陸とて暑いんだよね〜。
シーカヤックって、もっかして涼しいイメージがあるかもしれませんが、
海のすぐ上の空気がモワーッと来るかんぢは、やっぱりシーカヤック族に
とってもあんまり楽しいものではございません。
ロング漕ぐとなれば、ぶっちゃけ陸上生活とさほど変わらない気温の中に
長時間滞在せねばならないわけでして・・・


こんなときは、シーカヤックの別な魅力のほうを活用したほうが、
すこぶる健全なわけなのです。

そう、その別な魅力とは・・・・

荷物をジャンジャン積めること!!
最近デイツーリングばっかりで、あまり積み込んでませんでしたが、本来シーカヤックは狩猟民族の道具。
カヤックにキャンプ道具をいっさいがっさい積み込んで日本一周しちゃった人だっているぐらい、ハッチ(艇の前後にある荷物入れ)のキャパは広いのです。

というわけで、こんな蒸し暑い休日は・・・
オトナの夏休みグッズを積み込んで
ちょびっと先の秘密の浜まで出掛けようではありませんか!!

れっつ!バケーショーーーーン!!!!
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| 三陸カヤック | comments(4) | trackbacks(0) | posted by さだっちょん
カヤックショップMESAのHPができたーーーー 01:02
ついに、ついに、つーーいーーにーーーーー
我らが三陸カヤックスの秘密のアジト、シーカヤックショップMESA(釜石)の
ホームページができました〜〜!
(なんと今までHPナシでやってまいりました)

今より早くあげてみでけれ〜
http://www.mesasanriku.com//index.html

クリックするとこ少ないわりにスバラシイです!
アルバムにすごくキレイな三陸の写真がたくさん掲載されてて
三陸の魅力が濃縮されております。

なんといっても、トップにあがっている「大漁番屋ツアー」。
これぞまさしく夢にまで見たカヤックと漁師のコラボ!
カヤック漕いで漁師さんの養殖いかだに上陸
→そのままホタテを海から引き上げていただいちゃった挙句、
漁師さんの作業小屋(番屋)にお邪魔しちゃう(で飲み明かすのか?)
なんて、全国初の試みですわよ、あーた!!

なんといっても三陸カヤックスの目的は「漁師との共存」
これが「シーカヤックの技術向上」よりも先に書かれているあたり
他のシーカヤックスクールやツアーの団体
(アウトフィッターと呼んでいますが)とはわけが違います。
これなくして三陸は語れません。

こんなことができちゃうのは、元漁師出身のMESAオーナー草山さんと
お友達で大沢の漁師兼手作りカヤッカー兼三陸カヤックスのトシユキさん
コンビならでは!


残念ながら、諸般の事情により、お問い合わせお申し込みはメールは不可ですが、三陸をもっと楽しみたい方々お気軽に電話してみてくださいね〜〜

0193−22−7005または草山さんケータイ 090-4555-7971まで!

カヤックに乗ったことがなくてもダイジョブです!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と人の紹介してる場合じゃなくって、夏本番を前に実はワタクシも稼ぎ時な日々でした。
こっちのページもひそかに要チェックなのよん。
| 三陸カヤック | comments(7) | trackbacks(0) | posted by さだっちょん
海の日はトドヶ崎・・・上から下から現場検証! 22:43
というわけで、これまで海から2度、陸上から一度攻めたことのあるトドヶ崎。

本州最東端だけあって非常に荒れやすい海ですが、
ついにこのたび、海から攻めてって灯台上陸に成功!
たった今漕いできたその海を、すぐに断崖の上から眺めるという
念願の現場検証が実現できました〜〜。

あれ?なにゆってるんだか意味わかんない?
もっかして・・・

まんず今度ばっかしは、写真を見てもらうしかないね。
それでわご覧アレ、岩手の誇る本州最東端
「ザ★トドヶ崎の素顔」写真集〜〜
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| 三陸カヤック | comments(2) | trackbacks(1) | posted by さだっちょん
早起きカヤックは三文の徳!?〜三陸ウニ開口〜 22:33
仕事の日やみんなでキャンプの日なんかは、絶対起きれない時間なのに、
一人でキャンプするとどーしてこうも早く目が覚めるのだろう。

鳥たちのやかましいほどのモーニングコールが無視できなくなり、
片目で時計を見ると朝の5時。
どれ、仕方ない。
まんず片目あけちゃったことだし、海の様子でも見に行ってみるべか。
どーせ、今日は早朝カヤックするつもりだったけんね。

・・・と誰もいないのをいいことに、コンタクトも入れず寝癖頭のまんま
浜辺へフラフラ降り立ってみると、
ありゃありゃ、なんとまあ幻想的な霧の世界。

モノトーンのグラデーションで遠くへ霞んでいく断崖と、その間に広がる灰色の海。
水墨画のような景色に、しばらく見とれて、ただただボーっと立ち尽くす。

・・・ん?
だが待てよ。なんだか、いつもと違うような・・・
そう、海上にポツポツ浮かぶ黒い物体・・・サッパ船だ。

いつもより、やたら多く不規則に浮かんでいるわりに、
上陸するでもなく、沖へ向うでもなく、エンジン止めたまま漂流し、
時にはその場でくるくる回転したりと、いやはやなんとも挙動不審。

よくよく目をこらしてみると、船に乗った漁師さんたちは、
箱メガネで海中を覗き込んでは、しきりに長ーーーーい棒を差し込んでいる。
 

おおおおお!
もしや、これがウニの開口ってやつか?
そーいや前日のキャンプ地で、明朝何時から何時だかまでウニ開口するって放送が流れてたっけ。

ほえーーー
それがコレかい。
なんだか、すんげー原始的なのね・・・
この人たちは、いったいいつの時代からこんな崇高な漁をしてきたのかしら。

寝ぼけ頭妄想は郷愁に近いような感情がわき起こっていた。

こんな原始的かつ博打的な漁で採れたウニが、人工物に囲まれた高級料亭にフツーに並んじゃうのって、なんか不思議なかんぢ・・・


 

あれ?
ところで・・・ワタシ艇出していいのかしら。

つーか、どう考えても邪魔だよな〜
霧の晴れる様子もないし、これじゃ、次々港を出入りするサッパ船に
見つけてもらえなくて轢かれかねない・・・

いや、でも海はベタだし、せっかくここまで来たし・・・

どうすべきか思いあぐねていたところ、一足先に漁を終え、
浜にあがってきた漁師さんを見つけ、
ひとまず様子を伺ってみることにする。

「んにゃー。手漕ぎだもの、ダイジョブだべ。うねりはねーよ」
と充てになるんだかならないんだか、わからない回答。

がしかし、いちおお墨付きをいただいたわけだから、
漁船の出入りが落ち着くのを待って、とりあえず艇を出してみることにした。

点々と浮かぶサッパ船の邪魔にならないよう、一番広い隙間を選びつつ
ソロリソロリと進んでいく。
漁師さんたちは、相変わらず漁に没頭していて、
ちっぽけなカヤックごとき見向きもしない。

なんか漁師さんって孤独で偏屈そうなおじさんばっかかと思ってたけど、
案外若い漁師さんがいたり、老夫婦二人三脚で採っていたり、船こそ同じようでも実態は様々。


必要以上にペコペコしながら、それでもコッソリカメラにおさめながら
防波堤の外へ。

うへーーー真っ白。

すぐ近くの断崖も霞んでるし、ちと先にあるはずの崖が見えない。
わが身の安全を考え、岸ギリギリを這うように漕ぐことにする。

港の外にも、まだチラリホラリとサッパ船が見える。
ある老漁師と目があったので
「採れますか〜?」と声をかけてみた。

するとおじいさん
「ダーメだーー。2、3個しか採れねー」

さ「へ?2、3個っすか?」
おじいさん「んだ。けるからこー」
さ「えー。いーんすかー?」

やったー!
ブツがほしいというよりは、サッパ船をのぞいてみたいのと
漁師さんとお話ししてみたいという好奇心が、そりゃーもう実は
最初っからムクムクだったので、さっそく近づきサッパ船に横付けしてみた。

見れば、コンテナには獲物がちゃーんと満載だ。
紫ウニに混じって馬糞ウニも何個かチラホラ。
昔ながらの箱メガネは特大サイズ。
長い棒も先っちょのパターンの違うものが何種類か用意されている。

おじ「ほれ、けるから」
さ「えー?ホントにいいんですかー?」
おじ「いーてば。こんなんちゃっこくてカネんなんねー」
さ「はー・・・」
おじ「ほれ今けー」
さ「は・・・?」

おじ「なに?食い方も知らねってがー」
(バキッ!ほじほじ・・・)

とまあ、人の返事も聞かぬうちに次々とウニを開けていくおじ。
あ、あのー・・・と口をはさむ隙もなく、あれよあれよという間に
我がカヤックのデッキの上は贅沢な食卓に・・・。

ある程度分け与えて満足したのか
おじさんは「おじちゃんね、4:30から乗っててもう疲れたから帰る!
ばいばーーい」
と妙に軽い捨て台詞を残して、去っていってしまった。

・・・・よっぽど、今日の開口が嬉しかったのか、予想以上に大量だったのか真相はよくはわからないけど、とにかくおじちゃんとの会話にこっちは
すっかり愉快になっちまった。

そんなわけで、たった今開けられたばかりのウニ様たちを拝みつつ、朝もやの中のちょっと怖いソロパドリングをもう少し続けることにした。

それは、ホントーにミステリアスなモノトーンの世界。

漁師さんたちの縄張りのあとは、ウミネコ・ワールド。
朝もはよから元気に泣き喚き、海、空、岩のトンネルなど自由自在に
飛び回っている。

大事なウニを取られちゃたまらんと、すかさずコックピットへ避難させ
十二分に三陸ウィルダネスを満喫した後、元の港へ戻ってくると、
ものの小一時間ほどだというのにサッパ船はすべて係留され、漁師さんの
姿は誰一人見当たらなかった。

 
・・・そうか。
今ごろ、市場は大賑わいかもしれないな〜
あのおじちゃんも無事出荷を終えて家に帰ったら、ニコニコ顔で
畳に寝っころがり、朝から祝い酒でもかっくらうんだろうか・・・


おじちゃんが、いっぱいもうかったことを祈りながら
太陽がすっかりカラーをつけ、早朝とは見違えたような景色を肴に
ワタシも、ちと遅めの贅沢な朝食をいただくことにした。
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| 三陸カヤック | comments(4) | trackbacks(0) | posted by さだっちょん
GWの言い訳 00:28
三大欲求というものがある。
「食欲」「性欲」「睡眠欲」。
これ以外にも人間様という複雑な生き物にはたくさんの欲求がある。
「購買欲」「独占欲」「知識欲」etc.etc・・・人によって状況によって様々違うだろう。

でもって、今宵、何が言いたいかといえば、ワタクシにあと一つ限りなく本能に近い欲求があるとすれば・・・

それは「漕欲」あるいは「漂流欲」だってことだ。

だって、そうじゃなかったら、GWのうち5分の3を外仕事に費やし、家に帰ってほっと一息。
今の自分に一番必要なのは「睡眠欲」だってことぐらい、体が一番よくわかっているという状況の中、なぜか休む間もなくカヤック道具をさくさく積みこみ三陸へ向っちゃうっちゅう愚かしさは「本能です」という以外にどう説明できよう。

それは、ダイエットといいつつ「甘いものは別腹」と言ってチョコレートパフェを軽くたいらげてしまう女性の「甘味欲?」と同じことではないかと思う。

ま、そんなわけで、帰ってきた翌日は案の定非常にやばい状態に陥ってしまったけれど、やっぱり無理をしてでも行ってよかったと思っている。

だって夜の夜中にヘロヘロでたどりついた三陸の翌朝、目の前に現れたのは絶対にこの時期にしか食べられない生シラスたっぷりゴハンとたっぷりシラス汁だったし、冬期間すっかり埃をかぶって眠ってたマイ・シーカヤック、ルクシャちゃんだって、ちっともへそを曲げたりしないで、いつもどーーーーりワタクシをあの海原へ連れ出してくれたわけだから。

その日の海は、別にベスト・コンディションではなかった。
大体、あの三陸の海のヤローは、ベタ凪快晴なんて日のほうが少ないのであって、多少のうねりと多少の風ぐらいはまずまずなほうなのだ。

メンバーの一部は途中の浜へ避難。
うーん・・・どうする?こういう場合悩みどころだ。

だけど・・・あともーちょっとだけ先へ行ってみたい、あの岩を交わしたら、またものすごい景色が現れるかも・・・そんな思いがワタクシの本能的欲求をたまらなくくすぐるのである。

もう少し進むことを決めた3艇。
沖に向うにつれ、次第にうねりは大きくなっていく。
そいつに比例して、チキンさだの怖さとキンチョー感も増していく。
時折、波がものすごいエネルギーで岩にぶちあたってはひいていく。
波と岩・・・一体、どっちが強いんだろ?
さっきまで見えていた岩があっという間に見えなくなり、
「そんなものすごいパワーでぶつかったら、全部ぶっ壊れちゃうだろ!!」ってなイキオイの波が襲い掛かっていく。
そいでも、波ってヤツはあきらめも早い。
最高潮に達した瞬間、すぐさま反省するらしく、最初あったよりずっとずーーっと低く低く沈んでいってしまうのだ。
その後、代わりに堂々たる姿で現れるのが、さっきの岩ヤロー。
「ざざざざーーーーーっ」って滝をいくつもいくつも顔面から滴らせ、下のほうには海草だか貝だかをたーーーっぷりはべらせて
「ふっふっふ。最後に勝つのはオレさ!わかったか!」
ってなかんぢで不死鳥のごとく現れるのだ。
そう、それはドライアイスがもうもうと沸き立つ中、ステージの床穴から現れる美川憲一のようだ。


だけど、この人たちが美川憲一と違うところは、ワタクシごとき観衆が心配するにも及ばないほどの歳月、お互いほんの少しずつ姿を変えながら、淡々とこの勝負を繰り返してるってことだ。
・・・勝負などつかなくても。
そして誰も見てなくても。


その光景、手出しなどできないことはわかっていても、ちっぽけなルクシャちゃんに乗って自分なりのリミットまで近づいていき、ただただ見てる時間が、どーにもこーにもたまらない。

全然カンケーないけど、世界的に有名なサーファー、ジェリー・ロペスがゆってた。
波というのは、水が移動しているのではない。エネルギーが移動してるんだと。

彼は、たいていの人は入れないと判断するビッグウェーブに一人で挑んでいく。一歩間違えば命取りの巨大な波がつくるトンネルの中をサーフボード一つで入るとき、彼には一本の進むべき白い道が見えるらしい。
その道を思い描いたとーりに進むとき、彼は般若心経でいう「空(くう)」の状態になると表現している。

チキンな私は、サーフィンもサーフカヤックもやんないし、でか波なんか中に入るどころか、遠くから見てるか、伝わってくる上下動をほんのぽっちり感じるぐらいしかできないけど、だけどジェリー・ロペスが言わんとするエネルギーってのは、ちょっとだけわかる気がする。

人工物のないものすごい景色と大きいうねりの中、ぽつーんと漂ってるときの、
あの到底かなわないところにきちゃったかんぢ。
そろそろやめといたほうがいいんじゃないかってかんぢ。
どーもすいません!私が悪うございました!!ってかんぢ。
でも、あとちょっとだけ見させてってかんぢ。

ルクシャと私でも小さい波に乗っちゃったときなんかは、なんだかよくわからないエネルギーが、まるで羽が生えたようにフワーーーーっと運んでくれることがある。
そんときのスピードっていえば、絶対にワタクシのヘナチョコパドリングなんぞだけでは及ばない力が働いている。
なんちゅっていいかわかんないけど、多分海のエネルギーの意識とワタクシとルクシャの意識がピタッと一致した瞬間なんだろう。

その日、3艇が上陸しようとしていた浜は、海のエネルギーもろあたり状態で全然あがれやしないことは、もう遠くの沖からも明らかだったけど、だけども、それはそれとして、やっぱり今日海に出れてよかったと思えてしまう。
あの波と岩の果てしない名勝負を見れてよかった。


思いどーリにならない三陸。
むふっ。また来よーーっと。
きっと次はまた全然違う表情を見せてくれるに違いないから。


・・・「漂流欲」はとどまるところを知らない。

(・・・結局のところ遊んだ言い訳を無理やり考えだしただけに過ぎないように思えるエントリーなのであった。)
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| 三陸カヤック | comments(3) | trackbacks(0) | posted by さだっちょん
ってことで三陸はヘッチャラさっ。大沢カキ祭り〜〜! 23:09
さてさて、いい加減立ち直りましょうね。
そもそもこのブログはワタクシの呆れんばかりのお外遊びを紹介して
呆れていただくために立ち上げたわけですから。

復活だーー。おーーーー!!

 
がしかし、お外遊び的にはネタもビミョーな3月という時期に
突然遊びにやってきた関東のお友達。

じゃ、八幡平にスキーでも?なんて話も小出しにしつつ、ホントは
最近すっかりスノーシュー派のワタクシ、スキースノボはあんまり
乗り気でなかったりしなくもない。
そして前夜の連絡、お友達から
「今日スキーやっちゃってズタボロだ・・・」とかいう
自己申告を受けた日には・・・
 
 

そりゃ大沢カキ祭りに行くしかないでしょーよ!!!

でも、コレってホントは3.19の話で、それってそもそも種山より前の話で、そもそも沖縄なんてもっと前の話で、
ホントはこの二つは密かに下書きしつつ非表示で蓄えてきて発射寸前だったのに、いきなり他の話が
発射しまくっちゃって、まったくどーしちゃったのっつーの!
ま、しょーがないか。


というわけで三陸は山田湾北側にある大沢漁港・・・皆さんご存知ですか?
山田湾といえば、無数に広がる牡蠣やホタテの養殖棚とオランダ島が
名物ですが、その養殖棚を所有する漁師さんたちのメイン基地、
カタカナで言えば「サティアン」がこの大沢漁港なんです。

その三陸の幸本家本元大沢漁港の敷地が、そのまま宴会場になっちゃって、牡蠣だのホタテだのワカメだの、
とにかく今日ばっかりは、海産物は持ってけドロボー!焼いて食ってってもいーんだぞコラ!
的イベントが大沢カキまつりってわけです。
 

今年で2回目の開催で私は初参戦でしたが、とにかくものすごい人手!
14時終了という短時間1本勝負にも関わらず、観光バスは来るわ、
交通整理はあるわ・・・。

バーベキューコーナーも、テーブル席も座れるところはすべて満席状態。
それもそのはず岩牡蠣にホタテ、牡蠣フライ、牡蠣チヂミ、牡蠣汁などなど・・・
あちこちで試食が行われるほか、魚介類や加工品も安いのなんの!

そうそう、ワタクシのお気に入り、川石水産木村商店さんももちろん出店。
話それますが木村商店さんのサバ味噌は絶品!ほかの加工品も
女性従業員ならではの絶妙な味付けで、どれもこれも絶対お買い得なんです!
販売店でたくさん試食できますから、ぜひ行ってみてくださいね〜。


さてさて、座る場所を確保するのも難しい本会場ではございますが、心配ご無用!
我々には正義の味方「ヴィラ大沢」があるんです!

大沢の漁師トシユキさんは、何を隠そう三陸カヤックスメンバー。
本業のカキやホタテの養殖のかたわらカヤックを手作りし、自ら乗りこなして楽しんでいらっしゃる奇特なお方。
彼のおかげで、我々はとても遊びやすくさせていただいております。


というわけで、彼の番屋(作業小屋)は、時としてステキな宴会場兼宿泊所に変身。
名付けて「ヴィラ大沢」が現れるというわけです。
ここならテーブルもストーブも貸切!
2階は寝床にもなってしまうという贅沢さ。

宴会好きの三陸カヤックスにはたまりまへーん!

そしてもちろん、ヴィラ内の養殖イケスには、たくさんの牡蠣やホタテくんたちが無尽蔵に。。。。(って商品です!!!)

そんなわけで、本会場で仕入れた食材をヴィラに持ち込んだ我ら。
そいつらに輪をかけてヴィラ特製の牡蠣やワカメ、そしてそして
ここには書けない極秘のブツなどを散々ゴチソウになっちゃいまして、
もうなにがどうなっちゃってんだかわかんないけど、とにかく


大沢漁協サイコーーーー!
ヴィラ大沢サイコーーーー!!

ってなかんぢの、とーっても大満足な1日となったのでした〜!

トシユキさん!>ホントにありがとうございましたぁぁぁ。
また遊びに行きますわねっ!誘われなくても・・・ぐふっ


って、ただの飲んだくれただけの記事でオワリそうなところですが、
ここで皆々様にお買い得情報!

三陸カヤックスの本当の拠点、釜石のカヤックショップMESAでは、
今シーズンこの「ヴィラ大沢」を活用したカヤックツアー、
題して「大沢原住民に会いにい行こうツアー」(仮称?)を
実施していくとかいかないとか。


山田湾なら初心者でも安心なエリア。
湾内の無人島、小島は小さな白浜があったりして、かなりステキな
ロケーションだし、そのうえ普段は体験できない漁師の世界を味わえちゃう
というオプション付!
これは、かなりお買い得でしょーーー。

興味がある方は、ぜひカヤックショップMESAにお問い合わせくださいませね!カヤック未経験でも大丈夫です。

お問い合わせ先:MESA草山さん 0193-22-7005
(イマドキHPがない極秘ショップです)

《お願い》三陸は山田湾以外もあちこち養殖棚がいっぱい。
シーカヤックするときは漁師さんへの挨拶を忘れずに!
個人で来られる方は、海況のこともありますし、まずは草山さんに相談することをオススメいたします。
コーヒー一杯で親切に相談に乗ってくれますので、お気軽に〜
 
 

でわまた〜!
 
と思ったけど、しょーがない。
証拠写真、添付しておくか。
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| 三陸カヤック | comments(2) | trackbacks(0) | posted by さだっちょん
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