続★さだっちょんのドンブラコ岩手生活

横浜から岩手に移住し早○年。カヤック&農作業ほかお外遊びなら、なんでもOK!
 
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今更ながらの成長期。瀬戸内カヤック横断隊 その2【白石島〜弓削島】 20:45
 心も体もボロボロ状態で迎えた横断隊二日目の朝・・・・

朝4時に目覚めてみると・・・肩甲骨から腕、手首まで痛み、体が思うように動きません。
ほいでもえっちらおっちら、なんとか朝ごはんらしき物体を野菜ジュースで流しこみ
冷たいウェアに袖を通して、とにもかくにも出艇準備。

漕ぐと決まったら漕ぐしかない。

初日に学んだことがありました。
後半、M隊員に向かってはいた泣きごとの、いかに愚かだったことか。
吐いた弱音は、それまで保っていた集中力、精神力を一瞬にしてぶち砕きました。
「あ、心が折れた・・・」そんなみじめな感覚が、ただただ襲いかかってきただけでした。
そして、その弱音は、そのまま何事もなかったかのように、うねり続ける大海原にスーッと
吸い込まれてったのを、目の当たりにしたのです。
「ここからが忍耐です!」と叫んでくれたM隊員、実はよく聞き取れてはなかったとか。
けれども、それは何よりのアドバイス・・・というか紛れもなく目の前にある事実でした。

だから・・・漕ぐなら二度と弱音を吐かない。
漕げるだけ漕いで、リタイヤするにしてもメンバーに極力迷惑をかけないところですること。
それが二日目の自分への唯一のお題でした。

 二日目のリーダーは、そのM隊員。

幸いにも雨があがり、海況も落ち着いてたので、白石島の約10キロほど南西にある
無人島・宇治島にわたり、その後20キロ以上はあるかと思われる燧灘を横断して
豊島を目指すという行程です。

あ、あのーーーー20キロの海峡横断ですか?
リタイヤするとこが・・・な、ななななななななくない?
とは、もちろん思いまくりましたが、そのときは絶対に口にしませんでした。
だって・・・今の自分には行くしか選択肢がないんです。
それに私以外のみんなは、本気で5日後祝島に着こうとしていました。

ただただ船団に遅れないよう、ろくに話もできない状態で必死のパドリング開始。
にも関わらず、クジャクや鹿の楽園・宇治島へ着くころには、案の定すでに大きく遅れてしまいました。
テンション下がりまくりの束の間のブレイクタイム後、隊長がみんなに言いました。

フォーメーションを組むようにと。
私を含む1年生3人はリーダーとともに先頭を漕ぎ、2年生が2列目、3年生が3列目というふうに。
また、それまで1時間に1回だった休憩も30分に1回に変わりました。
これらは、誰もはっきりとは言いませんでしたが、隊のお荷物である私への配慮だったと思います。
隊のもっとも重要なルールは・・・ワンフォーオール&オールフォーワンなのです。

この二つの戦法は、私の精神的にものすごく功を奏しました。
先頭集団を漕いでると、後続がいるというだけで、なぜかものすごく精神的に楽なのです。
これが最後尾にいると、あわわわわ遅れちゃう、早く追いつかなきゃってなかんぢの、ものすごいプレッシャーが襲い掛かり、それがかえって体をこわばらせて、いい漕ぎができなくなってしまう気がします。

そんなわけで、みんなの配慮に感謝しつつ、前だけを向いてワンパドルワンパドル大切に、後続に追いつかれないよう、はるかに霞む豊島を目指していきました。
相変わらず、30分間近になると、いつの間にか3年生よりはるか
後ろにいたりするダメダメ落第生でしたが、それでも休憩の間に追いつき先頭に出てから休むように、私も私なりにできることをしようと無駄な抵抗・・・もとい密かな努力を繰り返しておりました。

相変わらず、話す余裕は全然ありませんでしたが、
隊員たちが休憩時間にアメやガム、チョコをくれたり、
「口あいてますよーーー」とか「すんげー顔に汗かいてますよーーー」
とか、するどいツッコミをいただいたりして、そんな本当にちょっとした
やり取りに、とても救われたりもしました。
単調なパドリングを続けていると、ささやかなことが大きな事件となるのです。

後半の休憩時間、とても早くて頼もしい1年生のSさんに話しかけてみると
思いがけず「いっぱいいっぱいです」との返事が・・・・
そうか。速さの差はともかくとして、いっぱいいっぱいなのは私だけじゃないんだ。
疲れてるのも私だけじゃない・・・アホみたいですが、そんなことも新たな発見、心の支えとなりました。

逆潮になり、漕いでも漕いでもつかない豊島。
けれど、何度も何度も「あと1キローーー」と言ってくれるH隊員に促され、
初めて後ろを振り返ってみると、休憩した宇治島が信じられないほど遠くに霞んで見えたのです。
なんだ、これなら元に戻るより豊島に向かうほうが近いじゃないの!!

ようやく4時間ほどかけて・・・そのころには、またもや大学も卒業するぐらい遅れてしまってましたが、豊島にたどり着いたとき隊長からまたもやお達しが・・・
「パドルが短いんじゃね。変えたほうがいいんじゃないの?」

えええええええええ
そ、そーなの??岩手からわざわざ持ってきたお気に入りのATがダメなの??
つーか、これしか持ってないんっすけど・・・(危険ですね〜・・・はい。けど代わりといってはなんですが、リーシュコードをつけてました)
どうしたものやら途方にくれていると、近づいてきたのはU隊員。
「これ使う?」
とかって、ナローブレードの240センチもあるパドルを貸してくださったのです。
恐るべし、横断隊員の結束力。。。。

艇も変えられパドルも変えられてる、私って一体・・・

豊島からキャンプ地弓削島までは、さほど遠くなく
Mリーダーの引き上げたタコに励まされながら、なんとか到着。
ひそかに次のキャンプ地でリタイヤしようと考えていたのに
パドルを変えてもらったばかりでリタイヤするとは言い出しづらく・・・
というか、はじめてのキャンプになるので、疲れてる中テントの設営だなんだと
身の回りの準備をせねばならず、あたふたバタバタしてるうちに
結局リタイヤのリの字を言いそびれてしまいました。
またしてもドツボ・・・???

幸い、キャンプ地のそばに温泉があり、陸上サポーターのKちゃんと同行取材のMちゃんに誘われ、一緒に温泉に向かったのですが、二人のテキパキペースに
まったくついてけない自分がいました。・・・あちこち痛くて、思うように体が動かせないのです。
温泉って幸せすぎ・・・・じゅわーーーーーーっととろけながら
カヤッカーでもあるKちゃんに手の豆を見せると、Kちゃんがあっけらかーーんと言いました。

「うちは、親指の付け根が痛くなることはあるけど、そこはないな〜」

私の手は、おもに人差し指から薬指までの腹のあたりが重傷でした。
そう、余計に握りすぎていたのです。
Kちゃんの一言で思い出しました。









そうだ、パドルは・・・・・・・押すものじゃないかっっっ!!!!

そんな気づきの中で、二日目の夜は静かに更けていったのです。


Mリーダーが豪華客船・飛鳥の話をしていると、突然本物の飛鳥が現れ、みんなビックリ!!
この海峡横断は、横断隊としても初めてのルートだそうです。
飛鳥もお祝いしてくれたのでしょうか。

全然カンケーありませんが、フネが良いタイミングで来ると、30分に1回の休憩とは別に休めるので、けっこう嬉しかったです。





なんだよ豊島、全然近づかないじゃないかーー!!!!
「どこが、『あと1キロ』なんだよーーーー」!などと思い始めたころ、振り返ってみると・・・宇治島がこんなに遠くに!!!!

これ戻るんだったら・・・豊島行きますです、ハイ。






豊島から弓削島までの道のりでM隊員が仕掛けからタコを引き揚げました。
H隊員が「これを見て元気を出しなさい」と私のデッキに・・・・
すんげー吸いつき!!!
Mリーダーは何度も滑り落ちて
タコによる水の抵抗に悩まされていた模様。

リタイヤを言い出せなかったのは・・・コレをみんなで楽しくおいしくいただきたかったからかもしれません。
・・・とにかく、みんなとともに弓削島に着いたのです。

| 東北以外でシーカヤック? | comments(4) | trackbacks(0) | posted by さだっちょん
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Comment








初書き込みのダブル艇☆クマです。本当にお疲れ様!!!
さだっちょんなら行けると信じてたよ。

2日目、心の葛藤がすごく伝わってくるー
もくもくと漕いでると色々と考えてしまうよね。
パドルもかわってしまうとは、さすが横断隊!
posted by kuma | 2009/12/08 1:22 PM |
クマちゃん>よくぞ見つけてくださいました。
完漕は本当にクマタニ★コンビのおかげです!
ホントにありがとね♪
来年は、ぜひ二人も完漕にチャレンジしてくださいっっ!!
posted by sada | 2009/12/08 10:42 PM |
サダチョンお疲れ様でした。
今横断隊から 改名の『コンドニシ』です。

サダチョンにもらった飴玉は漕ぎのエネルギーになりました。
このご恩は来年お返しします。

女性?初の完漕ぎです。おめでとうございます。
新しいビジョンの発見ができたと思います。
今週くらい横断隊症候群が発病すると思います。
これがたまらんない中毒でして!!

サダチョンの心の動きが手に取るように分かります。
僕の初参加はもっと悲惨な目にあったこと思い出しました。
来年も漕ぎ漕ぎですね!!その時は飴玉を恵んでやってください。
posted by コイデニシ | 2009/12/14 8:47 PM |
コイデニシさま>わざわざご訪問ありがとです!
ほんと、あのアメチャン効果は絶大でしたね〜。
今週も何も、ずーーーーーーーーっと横断隊症候群ですよ。

何はともあれ、コイデニシさんのパドルがなければ今のアタシはありません。本当にありがとうございましたっっ!!
アメちゃんは、いつでも分けてあげますから・・・三陸まで取りに来てください!なんつて。

また、ぜひ一緒に漕ぎましょ〜〜!!
posted by sada | 2009/12/18 1:04 AM |
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